2019年12月1日から施行された改正道路交通法により、「ながら運転」の罰則が強化されました。
場合によっては、1回で免停の処分が課せられることがあります。
長時間運転に従事する軽貨物ドライバーは、運転中にスマホが鳴ることもよくあるでしょう。
スマホ運転に関する情報を充分に把握して、日々の安全運転を維持してもらいたいと思います。
ここでは、注意すべきポイントや解決策を紹介していきます。
目次
●スマホ運転の危険性
○死亡事故は2.1倍
●スマホ運転とながら運転の違いは?
●道路交通法による罰則
○携帯電話使用等(保持)
○携帯電話使用等(交通の危険)
●スマホ運転の事故件数は?
●軽貨物ドライバーがスマホ運転を防ぐ方法
○1.安全な場所に停車して折り返す
○2.ハンズフリー機能を使う
○3.電話代行サービスを利用する
●電話代行サービスで可能なこと
●スマホ運転対策にも?軽貨物ドライバーが電話代行サービスを導入するメリット
○1.スマホ運転のリスクを0にすることができる
○2.配送に集中できるようになる
○3.内容を精査し、優先順位別にタスク分け
●fondeskとは
●fondeskが軽貨物ドライバーにおすすめな5つの理由
○1.個人事業主でも契約が可能
○2.書類不要、5分でスマホから契約可能。当日から対応可能
○3.専用のマイページを完備
○4.選べる7つのメッセージアプリ
○5.安心の料金システム
■スマホ運転とは?
「スマホ運転」とは、運転中にスマートフォンを操作したり、通話したりすることを指します。
スマートフォンの普及に伴い、運転中のスマホ操作が増え、死亡事故が増加して社会問題となっています。
具体的なスマホ運転の例としては、以下のようなものが挙げられます。
運転中にスマートフォンを使って通話する
カーナビの操作や注視
メールやメッセージアプリのチェックや返信
動画の視聴
スマホアプリやゲーム機でのゲームプレイ
これらの行為は運転中の視界を遮り、集中力を欠く行為です。
実際にどのくらい危険性を伴うのでしょうか。
●スマホ運転の危険性
スマホ運転は非常に危険です。
運転中は1秒あれば、思ったより距離が進んでいます。
速度20㎞ならば1秒間で6m
速度40㎞ならば1秒間で11m
速度60㎞ならば1秒間で17m
速度80㎞ならば1秒間で22m
出している速度によって距離が変わりますが、たった1秒スマホ操作に気を取られるだけでも大きな危険が伴います。
○死亡事故は2.1倍
平成30年の警察庁資料によると、スマホ運転で起きた交通事故と、それ以外で起きた交通事故では死亡率が2.1倍スマホ運転の方が多くなるという結果もあります。
画面の操作や注視が、運転中の集中力に影響を及ぼすことは明らかです。
スマホを操作する必要があるときは、停車してから安全な場所で操作することが重要です。「少しだけなら大丈夫」と思わずに、安全運転を心がけましょう。
●スマホ運転とながら運転の違いは?
スマホ運転とながら運転には、細かい違いがあります。
スマホ運転は、運転中のスマートフォン操作のみを指します。
一方で、ながら運転はスマートフォンだけではなく、カーナビの操作や食事、メイクなどの行為も含まれます。
スマートフォンを使う行為が罰則の対象なのはもちろんですが、カーナビの操作や食事などの運転をおろそかにする行為も交通違反になりますのでやめましょう。
■スマホ運転はどんな罰則が発生する?
スマホ運転は道路交通法の罰則の対象です。
内容によっては1度の使用で免許停止(免停)や懲役刑などの重い罰則が科せられる可能性があります。
●道路交通法による罰則
道路交通法では、運転中にスマートフォンでの「通話」「画像注視」を罰則の対象にしています。
現在の罰則の具体的な内容は以下のようになっています。
2019年に道路交通法が改正し厳罰化されたため、過去の内容と比較しながらみていきましょう。
○携帯電話使用等(保持)
運転中にスマートフォンやカーナビを注視したり、通話をした際に罰せられる内容です。
| 改正前 | 改正後 |
罰則 | 5万円以下の罰金 | 6か月以下の懲役 又は10万円以下の罰金 |
反則金 | 普通車:6,000円 | 普通車:1万8,000円 |
違反点数 | 1点 | 3点 |
○携帯電話使用等(交通の危険)
運転中にスマートフォンやカーナビを注視したり、通話をして交通事故などの危険を発生させた際に罰せられる内容です。
改正前 | 改正後 | |
罰則 | 3か月以下の懲役 又は5万円以下の罰金 | 1年以下の懲役 又は30万円以下の罰金 |
反則金 | 普通車:9,000円 | 非反則行為となり、罰則が適用 |
違反点数 | 2点 | 6点(免停) |
●スマホ運転の事故件数は?
スマホ運転による事故件数は、スマートフォンが普及してきた2010年頃から問題視されてきました。
2011年には1,549件のスマホ運転による交通事故が発生し、2017年には過去最高の2,823件が記録されました。
改正前の内容だと罰金刑で済むこともある内容だったため、スマホ運転による交通事故が減らなかった可能性が考えられます。
令和元年である2019年に道路交通法が改正され、一気に厳罰化されました。
その効果もあり、2020年には事故件数が1,287件と落ち、2021年は1,394件となりました。
一時期と比較すると、スマホ運転による事故件数はかなり減少しましたが、厳罰化された現在でもスマホ運転による交通事故が発生し続けていることがわかります。
■軽貨物ドライバーとスマホ運転
軽貨物ドライバーは仕事中のほとんどの時間を運転に割いていると思います。
そのため運転中に着信があった際には、出たほうが良いのか迷っているドライバーさんも多いのではないでしょうか。
スマホ運転は事業用の車だからといって見逃されるということはありません。
上記の罰則の対象となりますし、交通事故の原因にもなります。
配送中は急な電話であったとしても着信に出ないようにしましょう。
●軽貨物ドライバーがスマホ運転を防ぐ方法
実際に軽貨物ドライバーがスマホ運転を防ぐ方法をご紹介していきたいと思います。
○1.安全な場所に停車して折り返す
一番安全な方法は、コインパーキングや駐車場などの場所に停車してから折り返して電話する方法です。
ただし、道路脇などに停車するのは推奨できません。
短時間の駐車でも駐禁になってしまうこともありますし、交通事故や渋滞の原因になってしまう危険があります。
○2.ハンズフリー機能を使う
軽貨物ドライバーの方は急ぎの電話がたくさん掛かってきてしまうと思います。車を停めたくても、近くにコインパーキングや駐車場が見当たらない場合は困ってしまいますよね。
そんな際に推奨したいのが、ハンズフリー機能を使った電話対応です。
ハンズフリー機能を使った運転中の通話は、現時点で罰則の対象ではありません。
安心安全に運転するためにも、音声認証で使用できる機器がおすすめです。
ハンズフリー機能を使った通話の方法は下記ページで詳しく記載しています。
○3.電話代行サービスを利用する
「運転中の着信に対応したい」
「運転に集中したい」
「安全面を考慮したい」
こんな風にお悩みの軽貨物ドライバーの方も多いはず。
そんな方におすすめしたいのが「電話代行サービス」です。
■電話代行サービスとは?
電話代行サービスとは、会社宛にかかってきた電話を、あなたに代わってオペレーターが受ける画期的なシステムです。
着信の度に折り返し電話をする手間がある
電話応対に追われて、配送業務に集中できない
折り返したものの、営業電話だった
優先度の低い内容だった
緊急の内容には対応したいところですが、不要な営業電話や優先度の低い内容の電話には対応しきれないこともありますよね。
電話代行サービスを導入すると、プロのオペレーターがこのような煩わしい着信に対応してくれます。
●電話代行サービスで可能なこと
電話代行サービスの内容は以下のようになっています。
登録した電話番号にかかってきた着信に対し、オペレーターが代わって応対
内容をヒアリングし、優先順位別にリスト化
簡潔にまとめた内容を、メッセージアプリで通知
このように、電話対応に特化したオペレーターがあなたの着信に対応してくれるため、電話対応が苦手な方でも安心して利用できるサービスです。
●スマホ運転対策にも?軽貨物ドライバーが電話代行サービスを導入するメリット
電話代行サービスは、事務所やオフィスを構える企業なども続々と取り入れ始めているサービスです。
不要な営業電話やお客様の対応を電話代行会社が一次受付することにより、さまざまなメリットが得られます。
軽貨物ドライバーにもメリットがありますので、1つずつ見ていきましょう。
○1.スマホ運転のリスクを0にすることができる
電話代行サービスの最大のメリットは、スマホ運転のリスクをゼロにできるところです。
スマホ運転は先ほどもご紹介したように、死亡事故のリスクもある危険な行為です。
罰則も重く、交通事故を起こしていなくても運転中の使用・保持だけで罰金刑が発生します。
電話代行サービスを活用すれば、運転中にスマホを気にする必要がなくなるのでリスクを回避できます。
○2.配送に集中できるようになる
運転中に電話が掛かってくると、着信者やすぐに折り返す必要性があるかを考えてしまいます。
折り返しの電話のために車を停める場所を探したり、電話が何度も掛かってくると、配達の仕事に集中できなくなってしまうときがあると思います。
また、せっかく車を停めて折り返し電話をしても、営業電話の場合もあります。
全ての電話対応を行ってくれる電話代行サービスがあれば、ドライバーの方は配送の業務に集中できるようになります。
軽貨物ドライバーは荷物の個数をいくつ配達できるかで報酬も異なってきますよね。
配送に集中し、効率よく稼働することによって配送スキルや収入のアップにも繋がります。
○3.内容を精査し、優先順位別にタスク分け
電話代行サービスはただ単に電話を受けるだけでなく、内容を精査してくれるサービスです。
優先順位が高いタスクから順に内容を精査し、メッセージアプリで送信します。
配送の合間にメッセージを確認すれば良いので、いつ終わるかわからない電話を直接受けるよりも遥かに効率的です。
■軽貨物ドライバーにおすすめの電話代行サービス fondeskとは
軽貨物ドライバーの方におすすめな電話代行サービス「fondesk(フォンデスク)」についてご紹介します。
fondeskが軽貨物ドライバーにおすすめな5つの理由を紹介します。
●fondeskが軽貨物ドライバーにおすすめな5つの理由
○1.個人事業主でも契約が可能
電話代行サービスの中には、法人のみ契約可能な業者や従業員数に制約がある業者が多く存在します。
しかしfondeskは軽貨物ドライバーを営む個人事業主の方でも、気軽に契約ができます。
○2.書類不要、5分でスマホから契約可能。当日から対応可能
fondeskでは、面倒な書類手続きは一切ありません。
スマホから必要事項を入力して申し込みを行えば、5分程度で契約が完了します。
申し込みが完了すれば、当日からサービスを利用することができます。
○3.専用のマイページを完備
fondeskは他の電話代行サービスとは異なる便利な特徴を持っています。
それは、利用者専用のマイページが用意されていることです。
fondesk専用マイページからは以下の操作が可能です。
名乗りの変更 名乗りたい名前をマイページ上で変更できます。名前の変更が即時で反映されるのでスピーディーです。
受付時間の変更 9時~19時の間で受付時間を変更することができます。
音声メッセージ 時間外や着信拒否をしている着信に対して、既定の音声を読み上げることができます。
なまえ辞書 指定の名前を辞書として登録しておくことができます。
応答カード オペレーターに伝えたい必要事項をまとめておくことができます。
ブロックリスト 着信拒否したい番号を1万件まで登録することができます。
○4.選べる7つのメッセージアプリ
契約する人によって使いやすいメッセージアプリは異なりますよね。
fondeskでは「Slack」「Chatwork」「Teams」「LINE」「Google Chat」「LINE WORKS」「Eメール」の7つのメッセージアプリから選ぶことができます。
○5.安心の料金システム
fondeskは50件までの電話対応なら月額1万円の基本料金のみで対応が可能です。
50件を超えた時点で電話対応1回につき200円の料金が発生するシステムです。
営業電話などが多い場合はブロックリストに1万件まで拒否したい電話番号を登録することができるので、料金を抑えることも可能です。
無料期間経過後の初月基本料金から5,000円引き 当サイト限定の紹介コードはPW304-0001
■まとめ
いかがでしたでしょうか。
軽貨物ドライバーは運転をしている時間が長くなりがちですが、仕事であっても運転中のスマホ操作は罰則の対象となります。
2019年に施行された道路交通法の改正により、スマホ運転で事故を起こした場合は、一発免停となる厳しい罰則が設けられました。
今後も軽貨物ドライバーを続けるためには、安全を最優先した運転や、運転中の電話対応にも対策が必要です。
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