配送業に携わっている人の多くがお悩みの「運転中の通話」。
運転中に電話が掛かってくると集中力が切れてしまいますし、何より危ないです。
お客さんからの着信からならともかく、必死に取った電話が営業電話だったときのがっかり感はなんともいえないですね。
こういった不要な営業電話はどのように対応したら良いのでしょうか?
営業電話がうざいと感じている方の参考になれば幸いです。
目次
●営業電話の種類
○問い合わせのフリをした営業電話
○知り合いを装った営業電話
○法令を遵守したように見せかける営業電話
●交通事故やケガに繋がる可能性も
●道路交通法に違反し、捕まってしまうことも
●営業電話をブロックする方法
○クライアントの番号を登録しておく
○営業電話のリストを作成し、着信拒否にする
○迷惑電話をブロックするサービスを使う
●運転中の着信にはどう対応したらいい?
○営業電話の断り方をマスターする
○自動音声システムを利用する
○電話代行サービスを利用する
●fondeskを使うことで無駄な時間を大幅にカット
●その他電話代行サービスfondeskを使うことで得られるメリット
○コールセンターを設置したかのような電話対応が可能
○優先順位がはっきり明確化
○履歴が残って管理しやすい
■運転中の営業電話がうざい!そんな経験はありませんか?
運転中に電話が掛かってくると出た方がいいのか悩んでしまいますね。
しかし運転中の通話やスマホの操作はどうしても集中力が切れてしまい、事故などの原因になってしまいます。
配送業を営んでいる方にとって、運転中の着信は非常に重要な問題です。
忙しい合間をぬって取った電話が営業電話だった!なんてこともあります。
そういったしつこい営業電話に対処していく方法をみていきたいと思います。
●営業電話の種類
営業電話には業種・ジャンルを問わずたくさん掛かってきますが、下記のような営業電話は一見普通のお客さんの電話かな?と思ってしまうようなややこしいものもあります。
問い合わせのフリをした営業電話
知り合いを装った営業電話
法令を遵守したように見せかける営業電話
このように最近では普通に商品やサービスの案内ということを隠し、巧妙に話を聞かせるタイプの営業電話が多くなっています。
それでは詳しくみていきましょう。
○問い合わせのフリをした営業電話
「御社の広告を拝見してお電話させていただきました」など、一見お客さんのフリをした営業電話です。
本当にお客さんからの電話なのか営業電話なのかわかりにくいので、邪険に扱うこともできないのがネックです。
実際にお客さんだったら大変なことになりますし、営業電話と気づかず親身に話を聞いてしまうと大幅な時間ロスにも繋がってしまうのがこの「問い合わせのフリをした営業電話」です。
○知り合いを装った営業電話
「社長様と以前お会いした者です」「担当者様と前回お話させてもらいましたが…」など、知り合いのフリをして掛けてくるタイプの営業電話です。
知り合いとの接点を持つような内容を話すのが特徴で営業電話であるとすぐには気づきません。とりあえず失礼のないように話を聞いてみようと思わせる内容です。
○法令を遵守したように見せかける営業電話
「現在セキュリティ強化によるご確認で~」などのフレーズで電話をしてくる営業電話です。
法令や決まりなどの内容を言われたら、思わず何のことだっけ?と聞き入ってしまいます。
しかし話をよくよく聞いていると新サービスの提案などがはじまり、営業電話だったと気づきます。
このように最近の営業電話は聞いてもらうためにも様々な工夫がされています。
すぐに電話を切ってしまうことができる人なら良いですが、切るタイミングが無くついつい話を聞いてしまうと時間のロスにも繋がってしまいます。
■運転中の通話は危険でリスクばかり
このように近年巧みなセールストークで時間を奪っていく営業電話ですが、わずらわしいだけではなく運転中に電話を取ってしまうとさまざまなリスクに繋がることもあります。
●交通事故やケガに繋がる可能性も
平成29年は447,089件の交通事故が発生しましたが、そのうちの69,815件が「わき見運転」による事故です。
その件数は1位の安全不確認に次ぎ、わき見運転は2位となります。
運転中のながらスマホでの事故が増えてしまっているのが現実です。
わき見運転は「少しくらいならよそ見をしても大丈夫」という気持ちから発生します。
つまり約3秒間スマートフォンを注視するだけでも、時速60㎞の車ならば約50m進む計算になります。
そのためうざい営業電話に気を取られて事故を起こしてしまった場合、悔やんでも悔やみきれませんね。
どうしても運転中にスマートフォンを操作する必要があるときはどこかの駐車場に停めてから操作することが推奨されます。
●道路交通法に違反し、捕まってしまうことも
また運転中の通話やスマートフォンの操作は道路交通法で禁止されています。
もし違反した場合は「6か月以下の懲役または10万円以下の罰金」という罰則になります。
そして一回の違反で免停処分になることもあります。
現段階でハンズフリー通話は道路交通法に明確に違法であると記されていないため罰則の対象にはなっていません。
ただし、どのような状態で通話を行うかによって、罰則の対象になることもあります。
その理由として運転中の通話を自治体の法律で独自に罰則を設けている地区があるからです。
罰則となる部分は「イヤホンを使った場合の通話」という箇所で、地域によっては罰則の対象にもなります。
ハンズフリー通話の是非についてはこちらの記事で詳しく紹介していますので、こちらをご覧ください。
■運転中に掛かってくる営業電話の対策
このように運転中の電話は1回の違反だけでも免停になってしまうこともあり、軽貨物ドライバーの方にとっても深刻な問題でもあります。
営業電話をとって警察に捕まってしまったり、交通事故を起こしてしまったりするのは非常に残念なことなので未然に防ぐことができるならそうしたいところですよね。
そのため特に運転をしながらのお仕事があるドライバーの方は迷惑な電話を防ぐために対策を行っていきましょう。
それには下記のような方法があります。
クライアントの番号を登録しておく
営業電話のリストを作成し、着信拒否にする
迷惑電話をブロックするサービスを使う
●営業電話をブロックする方法
○クライアントの番号を登録しておく
やり取りのあるお客さんの電話番号を登録しておき、それ以外の電話には出ないという方法です。
ただしこの方法はやり取りするクライアントが限られている企業でしか有効ではない方法になります。
あらゆるお客さんから電話が掛かってくるような企業の場合、この方法は有効ではありません。
○営業電話のリストを作成し、着信拒否にする
セールスの電話をしてくる業者の番号を控えておき、着信拒否にしておく方法です。
ひとつひとつ番号を確認し、電話帳に登録していきます。
一度行っておくとその後不要なしつこい営業電話に対応しなくても良いので便利です。しかし、登録していく作業に時間がかかりますので、作業時間をトータルで考えると非常に時間がもったいないです。忙しい時はなおさらそのような余裕がありません。
しかも、営業電話の会社が電話番号を変えたり、新規の番号で営業電話をしてくる場合には防ぐことができません。
○迷惑電話をブロックするサービスを使う
スマートフォンなどならアプリを使うことなどで迷惑電話の自動対応なども可能です。
営業電話のような、いわゆる迷惑電話のリストがあらかじめ登録されているサービスです。
こういったサービスを使うことによって、迷惑電話としてあらかじめ登録されている電話番号からの着信を自動でブロックしてくれます。
しかし実際にはどのくらいの着信がはじかれているのか、精度の部分で問題があります。
ビジネスシーンではお客さんの番号からの電話が取れないことは防ぎたいですし、逆に迷惑電話をきちんとブロックできないこともあるのであまり応用できないのが現実です。
●運転中の着信にはどう対応したらいい?
上記のような対策を取っても掛かってくるしつこい営業電話にはどのように対応したら良いのでしょうか。
○営業電話の断り方をマスターする
営業電話を断る場合、早い段階でセールスとわかった場合は丁寧にお断りするのが良いです。
営業電話のお断りは回数を重ねることで、だんだんと上手くなっていきます。
上手な人は20秒程度で断りを入れ、通話を終了することができます。
しかし最近の営業電話はセールストークが非常に巧妙となっています。
途中で営業電話と気づいた場合であったとしても、切るタイミングを逃し話を聞いてしまうと電話を掛けてきている営業担当も中々引き下がろうとしなくなってしまいます。
そしてこの段階で曖昧な返事をしてしまいきちんと断らないと、後日何度も営業電話が掛かってきてしまうことになります。
軽貨物ドライバーがいくら営業電話の断り方が上手であったとしても、運転しながら営業電話に対応せざるを得ないのはあまり得策とはいえません。
○自動音声システムを利用する
自分のスマートフォンの着信に自動音声を付ける方法です。
様々なサービスがありますが、運転中は自動音声で案内するようにしておくととりあえずは自動音声で対応が可能なので安心感があります。
また料金もお手頃で誰でも始めやすいサービスで、運転中の迷惑なうざい営業電話も撃退することができます。
しかしデメリットな部分としてお問合せや重要な電話も一律カットしてしまうところが挙げられます。
重要な電話に対しても自動音声で対応することになるので、スピード感のあるやり取りができなくなってしまいます。
○電話代行サービスを利用する
しつこい営業電話など迷惑な電話を防ぎつつ、重要な電話にも対応してくれるそんなサービスが実はあります。
それは電話代行サービスです。
電話代行サービスなら、運転中の着信もすべてオペレーターが対応。
そのため配送に集中することができるため、安心安全です。
軽貨物ドライバーのような、仕事中のほとんどを運転しながら過ごしている業界の方にとっておすすめのサービスです。
それでは電話代行サービスとは具体的にどんな内容のサービスなのでしょうか?
詳しくみていきましょう。
■有人電話代行サービス「fondesk」なら煩わしい営業電話も対応可能!
fondeskはオペレーターが常駐している電話代行サービスです。
あらゆる業界・業種の電話対応を行っているので、運送業界に掛かってくるお客様のお問合せも内容を精査し、担当者へチャットアプリで通知。
運転中のうざい営業電話や間違い電話などもオペレーターが丁寧に対応してくれるので、忙しいドライバーの稼働時間を邪魔しません。
●fondeskを使うことで無駄な時間を大幅にカット
営業電話や間違い電話など、不要な電話対応をしなくてよくなる
軽貨物ドライバーが電話を気にすることなく業務に集中できる
求人の際に受電不要などをアピールポイントにすることで他社と差別化を図ることができる
自社のスタッフが受電対応した方が効率的なのでは?とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、特に運送業界では導入するメリットの方が大きいです。
まず煩わしい営業電話や間違い電話など、運転中に掛かってくる電話を代行してくれるのでドライバーの方も安心して業務に集中することができます。
そしてドライバーの安全を守るためにも、受電対応を省くというシステムづくりは管理する企業にとっても便利なシステムです。
●その他電話代行サービスfondeskを使うことで得られるメリット
○コールセンターを設置したかのような電話対応が可能
fondeskは独自の教育プログラムを終えているオペレーターが待機しているので、受け答えもまさにプロ。
自社にコールセンターを置いたかのような対応が可能で、お客様からも好評です。
○優先順位がはっきり明確化
運転の合間をぬってドライバーが電話対応すると、時系列がぐちゃぐちゃになってしまったり、何を優先すべきか忘れてしまうことも。
そういった内容もオペレーターが電話対応を行い、優先順位の高い内容からメッセージ機能を使って通知してくれます。
そのため優先順位が明確になり、仕事効率もアップします。
○履歴が残って管理しやすい
何かあった際に着信履歴や録音などチェックしなおすのも大変ですが、fondeskならオペレーターが精査した内容をアプリで通知されるシステム。
そのため「いつ」「どこで」「どんな内容」かが通知時間でしっかり履歴に残るのでいつでも手軽にチェックし直すことが可能。
また管理者の方も履歴をチェックしやすいので全体的に管理がしやすいのも特徴になります。
■まとめ
今回はさまざまな営業電話対策がありましたが、特にドライバー業に従事されている方は自分の力だけで解決しようとはせず、電話代行サービスを使って上手に迷惑な電話をブロックするのがおすすめというご紹介を致しました。
ドライバーの方々の安全と快適な勤務時間の確保のためにも、外部のサービスを使ってリスクを回避していきたいですね。
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